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私がピルを飲み始めた理由

ピルとは

ピル、とは低用量ピルのこと。

ここ日本では「ピル」という言葉自体、今でも響きがいいものではないと思います。

思春期の女子たちは特に。

でもね、ピルって悪いものではないんですよ!

むしろ私は、女性の体を守るためのものと思っています。

ピルについて詳しく知りたい方はこちらを見てください♪

 

ピルを飲もうと決めたのは、避妊が目的

あんまり驚かないかな? 逆にありきたりすぎたかもしれない(笑)

飲み始めたのは27歳の時。 成人して社会人になって、仕事も覚えてきたころ。

私は当時大好きな人がいました。

彼はいわゆる遊び人というやつで(笑)

馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、彼のことが大好きで、私は夢中になってしまったんです。

そして、私たちは都合のいい関係になりました。

どんな形でも彼に会えることが嬉しくて、連絡があると時間をとって会っていました。

彼は会うたびに、避妊せずに行為に入ろうとしてました。

何度も避妊してほしいと訴えたものの、避妊してくれないことが多かったです。

私自身、その場の雰囲気もあり強く言えない時もありました。

彼自身が避妊に積極的ではなく、行為のたびに避妊しようとせずに流れを作ろうとして、あわよくば、、と流れに身を任せようとしてきました。

彼のことが好きで、嫌われたくないという思いもあると、私はなかなか強く言えなかったんです。

そして、ある時気が付きました。

 

今日、危険日だ・・・・

 

あのとき血の気が引いたのを、私は今でも忘れることができません。

何度も何度も危険日じゃないんじゃないか、私の勘違いじゃないか、

どうか間違っていてほしい一心で、ネット中を調べまわっていました。

 

もし、妊娠してたらどうしよう・・・

 

心臓がバクバク鳴ってて、もし妊娠してたらこれから先どうしようって不安でたまらなかった

妊娠することに対して、命を授かることに対して、

私はまだ、責任が取れない

 

そして私は近くの婦人科を受診。アフターピルをもらいました。

そのときに看護師さんに別室まで呼ばれ、アフターピルを飲むまでに至った経緯を聞かれたのですべて話しました。

こんなこと絶対友達や両親には言えなかったけど、知らない誰かに聞いてもらいたかったんだと思います。

自分一人で抱えるのはしんどかった。

知らない誰かになら、今の私のこの状況を話して何と思われてもいいと思ったんです。

「 ピル飲んでみたらどうですか? 」

私の行いを咎められるわけでもなく、同情してくれるわけでもなく、ただそう勧められました。

「ピルだったら90%以上の確率で避妊効果ありますし、避妊目的じゃなくても飲んでる人はいますよ」
「え、避妊目的じゃなくても飲んでる人いるんですか?」
「生理が重い人も飲んでますし、生理を起こさないようにってもう3年くらい飲み続けてる人もいます」
「えぇ? 生理ってとめてもいいんですか? ピルってそんな風に飲んでもいいんですか?」
「大丈夫ですよ。 むしろその方が子宮がんなどのリスクを下げることもできます」

 

私には衝撃的な話でした。

生理って止めてもいいんだ。 止めることができるんだ。

そういう方法もあったのか、と。

月1で生理が来ることなんて当たり前のことですし、そんなこと考えたこともなかったし、知らなかった。

そして私は自分を守るためにピルを飲み始めました。

妊娠の心配をしなくてよくなったし、毎月の生理の不快感からも逃れることができました。

それが、私がピルを飲むようになったきっかけです。

 

きっと、多くの日がこの記事をみて私を馬鹿な女だと、節操のない人間だと、恋に目がくらんで盲目なったバカ女だと思うでしょう。

だって、彼を好きになる前の私だったら、今の自分を状況を知ればそう思うと思うからです。

 

ピルを飲み始めて3年たった今は・・・

ピルを飲み始めてもう3年。

彼との関係は終わりました。1年前に。

やっと、終わらせることができました。

今はもう、彼に対しての未練はなく、私にとって必要な経験だったと思っています。

そして、もう避妊する必要がなくなった今でも、私はピルを飲み続けています。

今、私がピルを飲み続けている理由は、

 

「生理がないのが楽だから」

 

それだけです。

 

女性にも身を守る手段があります

ながながと自分の経験をここに書いたのは、私のような理由で望まない妊娠をした人やそれを後悔している人、いろんな理由で妊娠がわかっても生む選択をできなかった人。

そんな人がいて、悩んで、葛藤してる人がいると思ったからです。

ニュースでも最近はよく見かけます。

周りに気づかれずに生んでも育てる覚悟がなく、遺棄してしまい、逮捕される。

相手の男性に逃げられて誰にも相談できない。

結果、犯罪となってしまう。

女性は後悔し、多くの人の人生が変わる。 小さな命はなくなってしまう。

誰も幸せにならない。

 

もしかしたら、わたしもそうなってたかもしれない。

あの時妊娠しても、生んだ選択をしても、私はきっと後悔し続けたでしょう。

 

 

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